ポチポチ病とは?
別名ポジポジ病とも言われ、FX取引でも根拠がない時にポジションを何度もとってしまう「ポチポチ病」からきています。
ついポチポチしてしまうことでポチポチ病ということになります。
病という名前がついているため損失が出たり、その負のループから抜け出せないというのが主な症状です。
また、連打法も同じような感じがしますが、連打法は良い相場が来たらとにかく連打するという方法です。
しかし、うまくいかなければかなりの損になります。
確かに、チャンスというのはそうないわけでそこにかけるのも良いのですが、その後何の戦略もルールもなければ連打法からそのままポチポチしてしまいかねません。
ポチポチ病の原因
一番の原因はポジションを取る戦略がないことです。
そこからポチポチ病になってしまう行動の一歩手前にある様々な理由につながっていきます。
また、戦略が決まっていてもエントリールールを設けていないとポチポチ病につながってしまいます。
感情にまかせて取引
取引して負けた時、取り返したくなって感情になって取引してしまうことや逆に勝ち続けた結果、もっと稼ぎたいという欲が出て感情に任せて取引し、結果大損して負けてしまうなどがあると思います。
感情でしか動いていないので、そこに勝ちも負けもなくただ取引をするだけになります。
勢いだけで取引をしたとしても思った通りの結果になりません。
なんとなく取引
特に勝ちも負けも考えずにこのへん良いからこの辺でエントリーして取引するというやり方です。
ある程度戦略を立てていたとしてもその根拠がはっきりしていたり、綿密に戦略が立てられていなければ結果何となく取引しているのと同じです。
いつまで経っても勝ち続けることができなくなります。
また、ただ取引したくてある程度戦略は立てているもののエントリーしてしまうのも結果根拠がしっかりしないで取引することになり、思うような結果が出なくなります。
ルールを守れない
感情に任せてというところと同じになりますが、仮にルールを作っていてもそのルールを守れなければ上手く戦略通りにすすみません。
せっかくルールを守って上手く取引をしようとこれまでルールを作ってその通りにやってこなかった人が何故かルールを守れなくなります。
そのようなルールを守る習慣に慣れておらず、やはり途中で断念してしまうという部分にあります。
難しいところですが、途中でルールを変えるのもルールを守れないに値することもあります。
ポチポチ病の対策
簡単に言うと連続でポジションを取らなければ良いのです。
そのためには、ルールを決め、そのルールを守ればポチポチ病の対策になります。
放っておいても資金がなくなればポチポチ病は治ると思うかもしれません。
しかし、また資金があればポチポチ病をやってしまいかねません。
また、ポチポチ病をしないためにもしっかりと意識を持って取り組みましょう。
戦略を立てる
根拠がない取引は勝ちの確率を上げてくれません。
戦略を立てるにしても、これまでの取引の反省や勉強をすればより良い勝てる確率が高くなる戦略にもなるでしょう。
また、戦略を立てて取引に勝ち、その後どうするかまで明確だとより戦略を立てるモチベーションが上がり、色々な戦略を立てるようにもなるはずです。
無駄を減らす
ポチポチ病では何度もポチポチしてしまうだから損益が出てしまうという単純なことです。
しかし、それは無駄な取引が多いからです。
取引量が多くても勝つ回数が多ければ問題はないでしょう。
しかし、取引量が多くて負ける回数も多ければそれは取引量よりも負ける量を減らした方が効率的です。
ツールやデモ取引を使ってみる
ポチポチ病にならないために戦略を立てると前述しましたが、その戦略の指標にもなるMT4やMT5などのツールは役に立つ可能性があります。
ツールは無料でも使えて、同時にデモ取引を使用するのもお勧めです。
デモ取引では実戦と同じような環境で取引ができ、無料ですので取引の経験を積んで戦略にも活かすことができます。
メンタルを鍛える
勝つか負けるか、お金が少なくなるか多くなるかいくら戦略を立てて、経験があっても精神的に追いつかない場合もあります。
精神が弱いがためになかなか良い場面で勝負に出れなかったり、負けになりやすいのに取引に出たりと、精神に支障をきたすと取引にも影響してしまいます。
スポーツ選手でもメンタルトレーニングをする時代でもあり、本などでもメンタルトレーニングをすることができるため参考にすると良いでしょう。
トレードを習慣化する
戦略を立ててポチポチ病を防ぐというだけでなく、それを続けていくことが必要になります。
もし、今後もポチポチ病を発症しないようにするのであれば、ポチポチ病の対策を習慣化することがお勧めです。
全ての対策を行おうとするとメンタル的にも肉体的にも厳しいと思います。
そのため、最初は何か1つ習慣化できることから始め、徐々に増やしていくことがお勧めです。
例えば、デモ取引を毎日1回は行うというのでも良いです。
とにかく、ポチポチ病対策のための行動を少しでもやってそれが習慣づけばなかなかポチポチ病には戻れなくなります。
習慣漬けの研究によるとできれば、1ヶ月くらいやると習慣にすることができるようです。
そうでなくても歯磨きを毎日するのと同じで一度口腔内がスッキリしてしまうともう後戻りができなくなるというように習慣漬けになる場合もあります。
習慣漬けの場合、最初は気楽に続けられそうなことを続けてみましょう。
また、毎日日記をつけるのも良いです。
習慣漬けてもその成果が目に見えない時や何か嫌なことが会った時に日記をつけていれば、それを見てモチベーションを保ったり、上げることができます。
意外と小さなことではありますが、記録をつけるのとつけないのとでは後からその記録を見た時につけていて良かったと思える可能性もあります。
時々休む
習慣漬けや戦略を立てるなど色々ご紹介しましたが、根詰めは良くありません。
なんでも頑張ろうとするとある日頑張れなくなったり、メンタルに支障をきたす場合があります。
意外とどの業界でもプロは休む時間を設ける人も少なくありません。
無理して取引をして損をするより、休むことも有効に活用できるのです。
まとめ
バイナリーオプションのポジポジ病を3週間で克服した方もいます。
ポチポチ病は自分との戦いでもあります。
悩んでしまいがちですが、相談できる人がいれば相談してください。
もし解消できなければとりあえず取引をやめて他のことに挑戦してみるのも良いでしょう。
利益が取れればポチポチしていても問題ないと思うかもしれませんが、一番症状に気づいていない人が危ない場合もあるため、定期的にポチポチ病になっていないか、なっていたらどうするるのか対策などをしましょう。